アパートの一室で、手をベッドに縛られ至近距離から撃たれた男の遺体が発見された。被害者はチャールズ・ディロン、盗聴騒動で騒がれているHW社の法務担当役員。彼は2日後に議会証言をする予定だった。HW社のCEOサマンサ・ウィーバーによると、事件当日の夜、被害者は弁護士に会う予定だったという。弁護士に確認を取ると、30分ほど証言の相談を受け、その後被害者は飲みに行ったという。秘書にも聴取を行い、マイク・オーウェンスから何度か電話があったが被害者は取らなかったとの証言を得る。被害者とオーウェンスはオフィスで怒鳴り合ったことがあるという。オーウェンスは、ウィーバーが雇い盗聴を行った警備会社の警備責任者。彼を署に呼び聴取を行うが犯人ではなさそうだ。被害者の通話記録を調べ、事件の夜に高級娼婦の派遣元に電話をしていることが判明する――。
