『LAW&ORDER』#396「遺伝子の秘密」Misbegotten

ビルのエレベーターでパイプ爆弾が爆発、荷物を運搬中だった妊婦の警備員ロリ・エマーソンが昏睡状態となる。同僚の警備員の話によると、彼女は2階にある研究所で使う試料を扱っており、18時からのシフトは通常勤務と違うという。旦那に電話をしたが出ないそうだ。医師によると回復の見込みは5%、赤ん坊は生命維持装置がついている間は大丈夫だとのこと。回復室に旦那がいるというのでグリーンとルーポが向かうと、回復室には夫ライアンと彼の兄ディーン、被害者の両親がいた。ライアンによると、金がないので被害者は産休前に時間外勤務をしていたという。電話に出なかったのは聞こえなかったからだというが、両親はバーにいたからだろと突っかかり口論になる。夫婦は金のことで喧嘩が絶えず、被害者は実家に帰っていたという。ライアンとディーンは請負業をしているが景気が悪いらしい。両親が言うには喧嘩は胎教に悪いため別居を勧めたという。爆発物処理研究所の分析で、エレベーターの扉も吹き飛ぶ爆薬量だが起爆剤でニトロを使いすぎたため先にパイプの端を吹き飛ばしたと判明。爆弾は白い小箱に入っていたが、ラベルは読み取れないという。テナントを恨んでの犯行と推測し、グリーンとルーポは脅威の査定を行う。ルーポが監視カメラの映像から白くて小さい箱を見つけ、聞き込みから9階にある“ジェナティック”が標的の可能性が出てきた。だが、この研究所では肝臓検査、血液検査、尿・便検査、遺伝子検査が主で幹細胞実験や動物実験は行っていない。数ヶ月前、羊水穿刺に失敗し分析結果を誤り、胎児の親にダウン症だと伝えたことがあったという。1週間後に誤判定と分かり親に伝えたが中絶した後だった。2人はフレミング夫妻を訪ね聴取するが、事件発生時、夫妻は養子斡旋所にいたことが確認される。2年前まで“ジェナティック”のホフマン博士がハドソン大学の教授で終身在職権と研究助成金を得ていたことが分かり、何か裏があると感じた2人は大学へ向かった。博士は性的指向の遺伝子マーカーを研究しており、ゲイ遺伝子を見つけたと言っていたらしい――。