『LAW&ORDER』#402「死刑執行人」Executioner

ホテルで開催されていた整形外科医協会の学会に出席していたマーク・バーンズ医師の撲殺体が、彼が宿泊していた部屋で発見された。犯行は0〜3時の間。彼がホテルの近くで23時7分に800ドル下ろしていることがATMの明細書から判明する。防犯カメラには被害者が男女と外出し、金を下ろした7分後に1人でホテルへ戻ってきた映像が映っていた。ホテルのネット閲覧履歴から被害者がネットカフェを検索していたことが分かり、店で出会い系サイトを見ていたことを掴む。彼は“28歳の寂しい主婦”の書き込みを何度も見ていた。妻が到着し聴取を行うが、学会に参加するのは初めてで知人はいないといい、23時半ごろに財布を盗まれたという電話があったという。つまり、被害者は妻に嘘をつき、金を下ろしたのだ。男女2人組は22時過ぎにホテルに着いているのが防犯カメラの映像で確認された。被害者は美人局に遭い、別のカードの暗証番号を聞きに戻った2人組に殺された可能性がある。グリーンとルーポは“寂しい主婦”を誘き出し、2人組を署に連行し取り調べるが彼らにはアリバイがあった。女はバッグの穴から撮影しており映像を見てみると、被害者は女に何もしておらず、南部訛りの男がドアを強くノックしながら「ガリソン、開けろ!」と怒鳴っているのが記録されていた。被害者は人違いで殺されたのかも知れない――。