カップルが海で溺死体を発見。被害者はゴールドショア石油の油田労働者、フレディ・ラミレス。検視官によると、海水に侵かっていたのは24時間未満、肺に水は溜まっておらず特徴的な出血もないため死亡後に水中に落ちたと見られる。側頭部に複数の陥没骨折が見られ、事故でできたものではなく殴打でできたものだという。石油会社によると、死んだ日にホンド油田の掘削基地に出勤したという。油田基地内の事故は海洋エネルギー管理局の管轄だが不審死のためロス市警が捜査にあたることになり、ウィンターズとTJは基地へ向かう。舷門の近くで血痕の付着したラミレスの帽子が見つかり、帽子にはタールのような小石が挟まっていた。同僚によると、被害者を最後に見たのは出勤前夜だという。上司のロバーズにも聴取をするがたいした情報は得られなかった。手すりや舷門、被害者が使っていた部屋を調べたが事件の痕跡は発見できず、捜索は終了。被害者の地上で暮らしていたモーテルを捜索し、基地についての政府の検査証明書を発見。床に小石があり、それは駐車場の舗装を直した時の破片で、帽子のものと同じもののようだ。基地に戻り出勤管理者へ再び聴取を行い、被害者の姿を一度も見ていないことを認めさせる。科学捜査で被害者の手に付着していた泥とモーテルの泥が同一のものと判明。被害者はモーテルで殺され、海に捨てられたことになる――。